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バターは冷凍庫で保存できる!保存の手順や賞味期限についても解説!

乳製品の話

バターは冷凍庫で保存できる!保存の手順や賞味期限についても解説!

バターは冷凍保存できることをご存知ですか?一度開封したバターは空気に触れて劣化してしまうため、使わない分はあらかじめ冷凍しておくのがおすすめです。本記事では、バターの冷凍保存の手順や、解凍する方法についてご紹介します。

パンやお菓子など、さまざまな料理に使われているバター。

常備している人も多いかもしれませんが、どのように保存するのが正解なのかご存知ですか?


本記事では、バターの保存方法について詳しくご紹介します。


また、バターの賞味期限や傷んだバターの見分け方についても徹底解説。


最後にはバターを使ったレシピもご紹介しているので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。


<本記事でわかること>

・バターを冷凍保存する手順

・冷凍したバターを解凍する方法

・バターの賞味期限

・冷凍以外のバターの保存方法

・傷んだバターの見分け方

・バターを使ったレシピ

バターの保存には冷凍保存がおすすめ!

バターは間違った保存のしかたをすると、傷みやすいデリケートな食品です。

冷蔵保存が基本のバターですが、品質を保持しやすくするには冷凍保存がおすすめです。


バターの冷凍保存がおすすめの理由と、保存方法について解説していきます。

バターの冷凍保存がおすすめの理由

バターの使用頻度が少なく、開封後に短期間で使い切ることが難しい場合は、冷凍保存するのがおすすめです。

バターは油脂分が多く、水分が少ないため、基本的には日持ちしやすい食品ですが、開封後に冷蔵庫で保管する場合は早めに使うことが大切です。


一度でも開封したバターは、空気や光に触れているので酸化が進み、風味が劣化していきます。


一方で、バターを冷凍庫で保存する場合は、温度が低いため雑菌の活動が鈍くなり、傷みにくくなります。


しかし、ご家庭の冷凍庫は開け閉めが多く、冷凍庫内の温度が変化しやすいため、長期間の冷凍保存はおすすめできません。

バターの冷凍保存方法

バターを冷凍保存する際は、小分けにする方法と、ブロックのまま保存する方法があります。

それぞれの手順についてご紹介します。


<小分けにして冷凍保存する方法>

1.1回に使うサイズにバターを切り分け、1つずつラップで空気が入らないように包む

2.その上からアルミホイルで包み、冷凍用保存袋に入れる

3.冷凍用保存袋の空気を抜いて口を閉じ、冷凍庫で保存する


あらかじめ小分けにしておくことで、トーストに使ったり料理に使ったりする際に切り分ける手間が省けます。


バターを切る際は包丁の刃先にペーパータオルを挟んで切ると、手や包丁が汚れずスムーズにカットできます。


また、バターの大きさは下記のような用途に合わせると便利です。


<バターの用途別におすすめの大きさ>

・5g:トーストに塗る用、料理の仕上げやコクだし用

・10g:炒め物やシチューなどのベース用

・50g:クッキーやケーキなどのお菓子作り用


周囲の食材や冷凍庫自体の嫌な臭いがつかないよう、しっかりとラップで包むことが大切です。


また、バターは光によっても酸化してしまうため、ラップの上からアルミホイルで包むことで劣化を防げます。


<バターをブロックのまま冷凍保存する方法>

1.もともと包装されている銀紙の上からラップで包む

2.冷凍用保存袋に入れ、空気を抜いて袋の口を閉じ、冷凍保存する


バターが未開封の場合は冷蔵保存でも問題ありませんが、品質を保持しやすくするには冷凍保存がおすすめです。


一般的には外箱を開けるとバターが銀紙に包まれているので、空気に触れないようその上からラップで包みましょう。


さらに冷凍用保存袋に入れることで、におい移りや酸化を防げます。

冷凍保存したバターを解凍する方法

小分けにして冷凍保存したバターの場合は、溶けやすいのでそのまま料理やお菓子作りに使用できます。

バターをブロックで冷凍した場合や、50g程度の大きめの塊で冷凍した場合は、そのまま使うと溶けにくいため、あらかじめ冷蔵庫に移して自然解凍しておきましょう。


ただし、解凍したバターが余ったからといって再冷凍すると、バターの品質や風味が落ちてしまいます。


そのため、ブロックで冷凍したバターを使いたい分だけ解凍したい場合は、熱湯などで温めた包丁で使う分だけカットするのがおすすめです。


使わない分は再び銀紙に包み、しっかりとラップをして冷凍用保存袋に入れて冷凍しましょう。

冷凍以外のバターの保存方法

バターの保存方法は、基本的には冷蔵庫での保存です。

よつ葉乳業のバターも、パッケージに「要冷蔵(10℃以下)」と記載しています。


冷凍保存する場合と同様に、冷蔵庫で保存する場合もバターが空気に触れて酸化することを防ぐため、しっかりとラップで密閉しておくことが大切です。


また、バターには周りのにおいを吸収しやすい性質があるため、においが強い食材と一緒に保存するのは避けるようにしましょう。


さらに、ジッパーが付いた保存袋や蓋つきの密閉容器などに、ラップで包んだバターを入れて保存すると、におい移りを防げます。

バターの賞味期限

よつ葉乳業から家庭用に販売しているバターの賞味期限は、未開封の状態で製造から180日間です。

一方で、開封後のバターは空気や光に触れて酸化しやすいため、賞味期限に関わらず早めに食べることが大切です。


バターを冷凍保存している場合でも、冷凍庫の開け閉めなどで温度の変化が起こることも考えられるため、早めに食べ切るようにしましょう。

賞味期限が切れたり傷んでしまったバターの見分け方

小分けになっていないバターは大きいため、賞味期限までに使い切れないこともありますよね。

そもそも賞味期限とは、未開封の状態で正しく保存した場合に「品質が変わらずにおいしく食べられる期限」のことを指し、賞味期限が切れたからといってすぐに食べられなくなるわけではありません。


そこで、傷んだバターの見分け方について詳しく解説していきます。

臭いに異常がないか確認する

バターは酸化が進むと、すっぱい臭いや石油のような油臭さがするのが特徴です。

ラップやアルミホイルなどの密着が悪いと、開いた部分から空気が入って酸化してしまいます。


また、冷凍保存している場合は、冷凍やけを引き起こしさらに臭いがきつくなることもあります。


あきらかに異臭がする場合は、食べずに処分しましょう。

カビが生えていないか確認する

基本的にバターはカビが生えにくい食材ですが、保存状態が悪かったり使用する際に雑菌がついてしまったりするとカビが生えることがあります。

目に見えている部分だけでなく、全体にカビの菌糸が広がっている可能性があるため、カビが生えている部分が一部分だとしても、食べないようにしましょう。


また、白カビの場合はわかりにくいこともありますが、バターにカビが生えたときは、全体が水っぽくなるなどあきらかに通常と違う状態になります。


バターの見た目や状態に異常を感じた場合は食べないようにしましょう。

バターが余りそうなときのおすすめレシピ

バターが使い切れず、余ってしまいそうな場合はたっぷりとバターを使う料理やお菓子作りに使うのがおすすめです。

よつ葉乳業のレシピページ

では、バターを使ったおいしい料理やお菓子のレシピをご紹介しています。


ここからは、バターの消費におすすめのレシピを一部ご紹介します。

北海道♪バタみそ肉じゃが

材料(2人分)

・よつ葉バター(加塩):20g

・じゃがいも:大2個

・玉ねぎ:1/2個

・豚バラスライス:100g

・みそ:大さじ1

・パセリ:お好みで

【A】

・水:100ml

・砂糖:大さじ1と1/2


作り方

1.じゃがいもは一口大に、玉ねぎはくし形に切る。豚肉は3cmの長さに切る。パセリはみじん切りにする。

2.鍋に湯を沸かして豚肉を茹でて、ざるにあけ、水でさっと洗う。同じ鍋にじゃがいも、たまねぎ、【A】を入れて火にかける。

3.「②」に落しぶたをし、じゃがいもに串がすっと通るまで煮たら豚肉を戻し入れる。

4.煮汁が1/3以下になったら、みそを加えて絡め、火を止める。器に盛り付け、「よつ葉バター 加塩」とお好みでパセリをのせる。


POINT!

豚肉は先にゆでて水洗いしておくと、アクや臭みが抜けて仕上がりがよくなります!また、じゃがいもが煮えてから戻し入れるのもポイント、火が通りすぎない、やわらかなお肉が楽しめます♪


POINT!

甘味のあるみそ味が、じゃがいもと相性抜群!豚バラ肉のコクも加わって、ごはんをお代わりしたくなるお惣菜レシピです♪最後にのせるバターが、とろ〜り溶けて風味良好、こってりまろやかな味わいがたまりません♪

白身魚のムニエルバター醤油ソース

材料(2人分)

・白身魚(タラなど):2切れ(約200g)

・塩こしょう:適量

・小麦粉:適量(10g)

・よつ葉バター(加塩):30g(魚を焼く用:15g、バターソース用15g)

・醤油:小さじ2

・水:小さじ1

・インゲン:8本

・ミニトマト:3個


作り方

1.白身魚は両面に塩こしょうをして小麦粉をまぶす。インゲンは下茹でしておく。

2.フライパンを中火で熱し、バターの半量を入れて溶かし、①を皮面からパリッと焼き、両面焼いて取り出す。同じフライパンでインゲンをさっと炒めて塩こしょうしておく。

3.②のフライパンに残りのバターを入れて火にかけ、バターが溶けたら醤油と水を入れて一煮立ちさせる。

4.お皿に②とインゲン、ざく切りしたミニトマトを盛りつけ、③のソースをかける。あればレモンの輪切りやディルを添える。

おうちでできる!北海道♪バターサンド

材料(6個分)

・よつ葉バター(食塩不使用):70g

・レーズン:大さじ2

・卵白:1個分

・砂糖:40g

・ラム酒:小さじ1

・バニラオイル(バニラエッセンス):少々

・クッキー(市販のもの):12枚


作り方

1.レーズンにラム酒を振りかけておく。

2.「よつ葉バター 食塩不使用」は10gずつに切り分け、室温に戻す。

3.ボウルに卵白、砂糖を入れ、湯煎しながらハンドミキサーで撹拌する。

4.③のつやがよくなり、ボウルを逆さにしても流れ落ちないくらいにしっかりとした、メレンゲを作る。

5.④を湯煎からおろし、②を10gずつ入れながら、ハンドミキサーで撹拌し、なじませる。これを繰り返す。

6.最後に⑤にバニラオイルを入れて混ぜる。

7.①を⑥に加え、ゴムベラで混ぜ合わせる。

8.クッキーを2枚1組にし、⑦のバタークリームを挟む。


POINT!

卵白やバターは、しっかりとした撹拌が必要なので、ハンドミキサーを使って作るのがおすすめです。バターは切り分けてから室温に戻し、10gずつ加えて撹拌することで、なめらかなバタークリームに仕上がります。


POINT!

生クリームとは一味違う濃密ななめらかさ、ミルクのコク豊かなバタークリームを使った、贅沢な味わいの一品です♪クッキーに挟む以外にもバゲットにのせるなど、バタークリームの楽しみ方は色々。手作りならではのアレンジを楽しんでみてください♪


バターを使ったその他のレシピは、以下のページからご覧いただけます。



また、よつ葉乳業のオンラインショップでは、5,400円(税込)以上のお買い上げで送料が無料になります。


バターは冷凍保存もできるため、まとめ買いをしてストックしておくという方法もあります。


その他にもヨーグルトやチーズ、アイスクリームなど様々な乳製品を販売していますので、ぜひご覧ください。

まとめ

バターを冷凍で保存する方法や、傷んだバターの見分け方についてご紹介しました。

開封後のバターは空気に触れるため、劣化が進み風味が落ちてしまいます。


冷凍保存することで冷蔵より品質を保持しやすくなりますが、できるだけ早く食べ切るようにしましょう。


バターが使い切れない場合は、料理やお菓子などに使うのがおすすめです。


よつ葉乳業の公式サイトでは、バターを使ったレシピを多数掲載しています。


ぜひ今回ご紹介したレシピも参考にして、バターの濃厚な旨味や芳醇な香りを楽しんでみてください。

[参考文献]
※1:よつ葉 Q&A.バターは冷凍保存できますか?.https://www.yotsuba.co.jp/faq/faqlist/1110.html
※2:ニチレイ.バターは冷凍保存が便利!プロのテクニックと上手にカットする方法も.https://www.nichireifoods.co.jp/media/17339/
※3:クラシル.バターの賞味期限はどれくらい?おいしく保存する方法についても解説!.https://www.kurashiru.com/articles/035f865a-18c1-4e4f-877a-ceb79ed6de6f
※4:サンキュ!.賞味期限が過ぎて傷んだバターの特徴.https://39mag.benesse.ne.jp/housework/content/?id=72369