「ちゃんと寝たはずなのになんだかだるい」「疲れがとれない」と悩んでいませんか?
しっかり睡眠時間を取っているのに、そのような悩みがある場合は、睡眠の質に問題があるのかもしれません。
睡眠の質が悪いと仕事や勉強、運動などのパフォーマンスに支障が出たり、健康面に影響を及ぼしたりすることも。
また、現代はストレス社会とも呼ばれており、ストレスによってさらに睡眠の質が悪化するという悪循環が生まれつつあります。
睡眠の質を向上させるものとして、生活習慣の改善はもちろんですが、実は乳酸菌に睡眠の質を向上させる効果を持つものがあることが報告され、近年注目されつつあります。
そこで本記事では、睡眠の質とよつ葉乳業独自の乳酸菌YRC3780株の関係について詳しく解説していきます。
また、
おすすめの商品もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
<本記事でわかること>
・現代日本人の抱える睡眠不足とストレスの問題
・乳酸菌YRC3780株について
・睡眠の質を向上させるためにできること
・よつ葉乳業のおすすめ商品
現代人の睡眠とストレス事情
健康保持のために特に大切なものは「睡眠、食事、運動」とされており、なかでも睡眠はストレスの影響を受けやすいと言われています。
睡眠は生活習慣の一部であるとともに、神経系、免疫系、内分泌系などの体の機能と深く関係しており、健康の保持には欠かせないものです。
そのため、満足に睡眠をとれない状態が続くと健康面に悪影響を及ぼし、仕事や勉強などのパフォーマンスも低下してしまいます。
では、現代の日本人の睡眠はどうなっているのでしょうか。
現代の日本人は睡眠時間が足りていない人が多い
多忙な人が多い印象の現代日本ですが、実際、日本人の睡眠時間は他国に比べるとかなり短く、日本は世界的にみても睡眠不足の国と言われています。
(参照:経済協力開発機構(OECD)の国際比較調査)
経済協力開発機構(OECD)の国際比較調査によると、日本は睡眠時間が7時間22分で加盟国の中で睡眠時間が最も短く、アメリカやフランスといった欧米先進諸国と比べて1時間ほど短いという結果が出ています。
また、日本睡眠科学研究所は、10,000人に対して総睡眠時間が自分の理想に比べて、足りているかどうかの調査を行いました。
全体的な睡眠時間に対して「十分である」と答えたのは2022年では34.2%でしたが、2023年は33.2%と1.0%減少しています。
「少し足りない」や「かなり足りない」と回答している人も増加傾向にあり、多くの人が自身の睡眠時間に満足していないことがわかります。
現代の日本人はストレスを抱えている人が多い
また、現代社会はストレス社会とも呼ばれており、現代人の多くがストレスを抱えているのが現状です。
実は、ストレスが溜まると自律神経のバランスが乱れ、交感神経が優位になることで気分が高ぶり、心拍数が増えたり血圧が上昇したりすることがあります。
これにより、体がリラックスできずに睡眠の質が下がってしまう可能性があるのです。
実際に、どれだけの人がストレスを抱えているのか見てみましょう。
「日常のストレス度合い」
マイボイスコム株式会社が2022年7月1日~5日に実施したストレスに関するインターネット調査では、日ごろからストレスを感じている人が6割強いることがわかりました。
ほとんどストレスを感じていない人が約1割しかいないため、現代社会では多くの人が常にストレスに晒されているといってよいでしょう。
睡眠の質と乳酸菌
このように、睡眠時間が足りていないだけでなく、ストレスを抱えている人の多い日本では、睡眠の質も低くなりがちであると考えられます。
この場合、睡眠時間を単に増やすだけではなく、睡眠の質を向上させる必要があります。
睡眠の質を向上させる方法はさまざまありますが、よつ葉乳業では「乳酸菌」に着目しました。
乳酸菌には抗ストレス機能を持つものがあることが知られており、よつ葉乳業では乳酸菌を摂取することで、
より質の高い睡眠を得ることができるのではないかと考えました。
ケフィアと乳酸菌YRC3780株
ケフィアとは、ロシアのコーカサス北方地域が起源の伝統的発酵乳です。
乳酸菌と酵母が共生した「ケフィアグレイン」と呼ばれる発酵種を牛乳に入れ、発酵、濾過させた飲料で、
抗ストレスなどのさまざまな機能がある
ことが知られています。
以前からケフィアについて研究をしていたよつ葉乳業では、このケフィアを構成する乳酸菌にも抗ストレスの作用があると考え、製品に取り入れるべく研究をスタートしました。
よつ葉乳業は20年以上も前からグレインを植え継いで、伝統を維持しています。
植え継ぎながら研究を行い、その結果、抗ストレスを持つ乳酸菌を発見しました。
乳酸菌YRC3780株研究経緯
ケフィアに特有の乳酸菌は
Lactobacillus 属ですが、よつ葉乳業は飲用のケフィアに最も多く含まれている
Lactococcus
属に着目しました。
1995年に
Lactococcus
属数菌株の分離に成功し、2000年にグレインと同様な機能を持つ菌株を選抜。
そうして選抜された乳酸菌に、YRC3780と名付けました。
名前のYRCはYotsuba Research Center Culture Collectionの頭文字で、3780は「み(3)な(7)ぎるパワ(80)ー」から名前を取っています。
乳酸菌YRC3780株を用いた実験
よつ葉乳業では、乳酸菌YRC3780株のストレス要因に対する抗ストレス効果を測定するため、北海道大学との共同研究の一環でテストを行っています。
まず、被験者に通常通りの生活習慣で2週間過ごしてもらいました。
その後、8週間にかけて約半数には乳酸菌YRC3780株を、残りの半数には乳酸菌YRC3780株が入っていないプラセボを摂取させ、テストを開始しました。
※プラセボ:有効成分が入っていないサンプル
スピーチ+暗算のテスト
人間は、ストレスを感じると心拍数と唾液中のコルチゾルが増加することがわかっています。
そのため、通常の生活を送った際のコルチゾル濃度をベースラインとし、乳酸菌YRC3780株摂取から2、4、6、8週間後にそれぞれ起床時刻から2時間おきに8回唾液を採取し、唾液中コルチゾル濃度リズムを測定することにしました。
その結果、摂取開始から6週目、8週目に測定した日内変動において、午前中のコルチゾル濃度の低下が認められました。
また、一般的に人がストレス状態かを心理反応を用いて確認したい場合は、TSST(トリーア社会ストレステスト)を行います。
これは、見知らぬ他人の前で、スピーチと単純計算作業をそれぞれ5分間ずつ行い、ストレス要因に対する唾液コルチゾルの濃度を測定するテストです。
今回は、以下のような流れでテストを行いました。
①被験者に控え室で20分間安静にしてもらい、来室直後と20分経過時に唾液を採取。
②面識のない面接官2名が待機する課題室へと移動し、5分間の課題説明を受ける。
③控え室に戻り、5分間課題の準備をし、準備が終わったタイミングで再び唾液の採取を行う。
④準備を終えたら、再び面接官のいる課題室へと移動し、ストレス要因としてスピーチ課題と暗算課題をそれぞれ5分間ビデオカメラの前で行い、課題終了時に唾液を採取。
⑤課題が終わった後は再び控え室で安静にし、課題開始から10分後、20分後、30分後にそれぞれ唾液を採取。
このテストの結果、
乳酸菌YRC3780株を摂取していた方が唾液中のコルチゾル濃度の低下が早く、スピーチや暗算課題といったストレスを与えた際の心理的なストレスが緩和された
ことがわかりました。
睡眠の質のテスト
上記のテスト中に、主観的な睡眠の質を評価するためのテストも行っています。
上述の唾液採取のタイミングで不眠の程度に関する質問紙に回答してもらうことで、睡眠の質も調査しました。
このテストでは、8つの質問の点数から不眠症の程度を評価しました。
質問紙の回答から乳酸菌YRC3780株を摂取していた場合、摂取6週目で、プラセボ摂取と比較して主観的な睡眠の質が改善していることが判明しました。
乳酸菌YRC3780株を摂取していた人はコルチゾルの日内変動がおだやかになったことも睡眠の質改善につながったといえます。
乳酸菌YRC3780株の機能性
乳酸菌YRC3780株の、テストから判明した機能性は以下の2つです。
・仕事や勉強による一時的な心理的ストレスの緩和
・睡眠の質の向上
それぞれ詳しく説明します。
仕事や勉強による一時的な心理的ストレスの緩和
乳酸菌YRC3780株を摂取することにより、抗ストレス効果があることがテストより判明しました。
心理的ストレス負荷方法として用いたTSST(スピーチ課題+暗算課題)は、日常に置き換えると仕事や学業におけるプレゼン、各種行事での挨拶、数学などの勉強、事務作業や買い物時の計算などと同程度の負荷といえます。
そのため、
普段の生活で乳酸菌YRC3780株を摂取することで、仕事や勉強などによる一時的な心理的ストレスを緩和できるでしょう。
普段の仕事や授業だけでなく、会議や大事な試験といった緊張してしまう場面でも効果的です。
睡眠の質の向上
乳酸菌YRC3780株には、体内時計に制御されるコルチゾルリズムの日内変動を穏やかにする効果も出ています。
これによって、睡眠の質の向上にもつながり、睡眠不足や不眠といった症状を軽減できる可能性があります。
睡眠の質が向上するとストレス軽減だけでなく、健康面にもプラスの効果が得られるでしょう。
睡眠の質を向上させるために
乳酸菌YRC3780株を摂取することも睡眠の質を高めるのに効果的ですが、日常生活の中でできることも存在します。
睡眠の質を向上させるためにできることは、以下の4つです。
・生活リズムを整える
・睡眠の環境を整える
・寝る前にブルーライトを浴びない
・ストレスを溜め込みすぎない
それぞれ詳しく解説していきます。
生活リズムを整える
人の体には体内時計が備わっています。
朝、太陽の光を浴びることで体内時計は活動モードに、夜は休息モードに切り替わるようになっているのが特徴です。
しかし、寝る時間にばらつきがあったり休日に二度寝をしたりすると、体内時計は簡単に狂ってしまいます。
生活リズムが乱れると、活動モードから休息モードへの切り替えがうまくできなくなり、入眠しにくくなり、睡眠の質も下がってしまうのです。
体内時計を調整するため、朝は朝日を浴びる、毎日同じ時間に寝るなど、規則正しい生活を心がけましょう。
睡眠の環境を整える
睡眠の環境も、睡眠の質に大きく関係します。
個人差もありますが、音がうるさかったり明るかったりする環境では、熟睡できず、睡眠の質が悪くなってしまう可能性があります。
そのため、遮音・遮光カーテンを使うなど工夫するようにしましょう。
また、寝室の温度や湿度が整っていなかったり寝具が自分に合ったものでなかったりすると、寝苦しさや途中で目覚めてしまう原因になります。
夏は25°C〜27℃、冬は15℃〜18℃ほど、湿度は通年50%~60%ほどが理想と言われています。
冷暖房や加湿器などを活用して、快適な部屋の温度・湿度を保つようにしましょう。
マットレスや枕などは、自分の体格に合ったものを選ぶことが大切です。
掛け布団の肌触りや暖かさ、軽さなども意識すると、質のいい睡眠につながります。
寝る前にブルーライトを浴びない
寝る前のテレビやスマートフォン、パソコンなどの使用も、睡眠の質に大きく関わります。
テレビやスマートフォン、パソコンなどから発されるブルーライトは、紫外線に近い可視光線です。
朝日を浴びることで体が活動モードになるように、ブルーライトにも目を覚まさせる効果があります。
そのため、夜にブルーライトを浴びてしまうと、体は活動する時間だと勘違いしてしまい、入眠を妨げてしまうのです。
寝る1時間前はスマートフォンなどのデジタル機器は使わないようにするなど、ブルーライトを浴びない工夫をしましょう。
また、ブルーライトは部屋の明かりからも発されています。
なかなか眠れない人は、寝る1~2時間ほど前から部屋の明かりを落とすのも効果的です。
間接照明だけで部屋をやさしく照らすようにすれば、リラックス効果も高まり、より眠りにつきやすくなりますよ。
ストレスを溜め込みすぎない
ストレスは眠りを浅くする原因です。
人はストレスを感じると、副腎からコルチゾルなどのホルモンを分泌します。
コルチゾルはストレスに関係するホルモンであり、分泌量が多いとストレスがたまりやすくなってしまいます。
ストレスを溜め込まないためには、上手に発散することが大切でしょう。
趣味などを楽しんだり、入浴やアロマなどでリラックスしたりするのも、ストレス発散に効果が期待できます。
また、適度に運動して汗をかくのもおすすめです。
適度に体を動かすことで心地よい疲労感をもたらし、眠りへの導入をスムーズにしてくれます。
よつ葉乳業の北海道のむヨーグルトで乳酸菌YRC3780株がとれる!
「北海道のむヨーグルト」は、おいしさも追求した機能性ヨーグルトです。
よつ葉乳業独自の「乳酸菌YRC3780株」を配合しているのが特徴です。
乳酸菌YRC3780株は、「仕事や勉強による一時的な心理的ストレスの緩和」と「睡眠の質の向上」の2つの機能性を持つことが証明されています。(機能性表示食品届出受理済み)
また、北海道のむヨーグルトは機能性だけでなく、よつ葉乳業らしいシンプルなおいしさも追求して作られた商品です。
ミルクの風味や濃厚さを感じてもらえるよう、北海道のむヨーグルトやさしい甘さの原材料は脱脂濃縮乳・砂糖・クリームの3つのみ。
また、とろ~りとした食感を出すため、乳成分のバランスにもこだわりました。
乳本来のおいしさと、カラダへの気遣いのこだわりを詰め込んだのむヨーグルトです。
機能性表示食品 届出番号:H748,H749,H1253
本品には乳酸菌YRC3780株(L. lactis subsp. cremoris YRC3780)が含まれます。
乳酸菌YRC3780株には、仕事や勉強による一時的な心理的ストレスを和らげる機能や睡眠の質を高める機能があることが報告されています。
食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。
本品は、特定保健用食品と異なり、消費者庁長官による個別審査を受けたものではありません。
本品は、疾病の診断、治療、予防を目的としたものではありません。
まとめ
現代人の睡眠とストレス事情や、よつ葉乳業独自の乳酸菌であるYRC3780株などをご紹介しました。
乳酸菌YRC3780株には仕事や勉強による一時的な心理的ストレスを緩和する効果や、睡眠の質を向上する機能があることがわかっています。
「北海道のむヨーグルト」は、乳酸菌YRC3780株を含んでいるだけでなく、おいしさも追求した機能性ヨーグルトです。
よつ葉乳業のこだわりと優しさを詰め込んだ商品なので、ぜひお試しください。
【参考文献】
・睡眠とストレスの関係.https://www.bosei-navi.mhlw.go.jp/health/column-7.html
・全国10万人調査から「日本の疲労状況2023」を発表20~79歳では、「疲れている人」が7234.4万人、「元気な人」は1985.0万人で78.4万人の減少に.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000023.000085299.html
・経済協力開発機構(OECD)の国際比較調査.https://www.oecd.org/gender/data/
・睡眠白書2023.https://www.nishikawa1566.com/company/laboratory/hakusyo/archive/2023/
・ストレスが睡眠に与える影響.https://brand.taisho.co.jp/contents/tsukare/462/
・質の高い眠りを手に入れる!睡眠環境づくりの4つのポイント.https://brain-sleep.com/news/magazine/sleeping-environment/